
こんにちは、神田店大和田です。
今回はスノーボードブーツについて真面目な話をしたいと思います。
今回のテーマ
「当店が紐靴にこだわる理由」
それは、
「履き心地の良い靴が紐靴だから」
です。
とてもシンプルなのですが凄く重要なポイントなので、もう少し詳しく説明したいと思います。
現在、スノーボードブーツのレースシステムは大きく分けて3つあります。
・紐靴(シューレース)
・スピードレース
・BoA
ここでちょっとレースシステムの歴史をおさらいしてみます。
元々スノーボードブーツは紐靴しかありませんでした。
変化が起きたのは2001年のBoA誕生です。
初年度はK2とVANSから販売されました。
翌年はDCからも発売され、紐を絞めるのは面倒くさいと思っている方からとても注目されました。
しかしまだまだメインは紐のままでした。
ブーツ業界に一大ムーブメントを起こしたのは
2004年のBURTONのスピードゾーンシステムの誕生です。
BoAシステムと違い、足の甲の部分と脛の部分で絞め分けができ、更にワイヤーではなく紐を使うことで従来の紐靴の良さを損なわず、尚且つBoAより早く締まる、いいとこ取りです。
※それまでもスピードレースシステムはあったのですがブーツ業界に変革を与えたのはこの2004年だと思います。
ここで一気に流れが変わりました。
ほとんどのブーツメーカーがスピードレース主体となりました。
ユーザーも紐靴を履く方は激減し、
スピードレース>BoA>紐
このようなバランスになりました。
しかしライダーや上手い人の足元を見てみると以外と紐靴を履いている方が多いような気がします。
本当にスピードレースはそんなに良いのでしょうか?
確かに絞めるのは早いです。
具体的にはどの位早いのか実際に計ってみました。
※片足の時間です、また検証には同じモデルで紐とスピードレースの両方出ているTHIRTYTWOのLASHEDを使用しました。
スピードレース
39.78秒
紐靴
63,84秒
片足25秒弱の違いですね、両足で50秒。
個人的には思ったより差が出なかったのですが
確かにスピードレースの方が圧倒的に早いですね。
次に履き心地です。
本当に紐と同じように感じるでしょうか?
確かにBoAと比べると、甲の部分もよく締まるし踏みこんだときの感じもBoAより自然です。
でも、、、
紐とは全然違う!!!
これがもうびっくりするくらい違います。
甲の締まり方も、踏みこんだときの感覚も紐とスピードレースでは全く別物のブーツなんです。
スピードレースの最大のメリットの早く履けるという点も
冷静に考えると、雪山に行って朝と昼の一回ずつ絞めるとしても一日2分の違いです。
2分頑張れば圧倒的に履き心地の良いブーツに出会える、それなら頑張ろうって気になります。
今まで紐靴は選択肢に入れてなかったとしたら、紐靴も選択肢に加えると色々なブランドが出てきます。
NIKE VANS CELSIUS、BURTONやDEELUXEも紐靴を出してます、そして大本命THIRTYTWO。
スノーボード発祥の地アメリカで一番人気のあるブーツブランドです。
実際に足を入れてみると、納得です。
足とブーツの間に一切の隙間がないのに全く痛くなる気配がない、それどころか気持ちいい。
しかもビックリするくらい軽い。
意外と紐靴ってだけで選択肢から外れている方も多いと思うので、この機会にぜひ一度紐靴を選択肢に入れて履いてみていただけると嬉しいです。
紐靴初でしたらTHIRTYTWOのLASHEDをまずは履いてみてください。
きっと今までとの違いに感動していただけると思います。
神田にお立ち寄りの祭はぜひ一度ニッピン神田店に来ていただけると嬉しいです。
皆様のご来店、お待ちしております。